2010年12月の記事 | Tabula Rasa
2010.12.31 Friday

new day for you



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studio m' (スタジオエム) のお皿。 
ちょっとごつっとしたデザインにちょっと重めの質感。
魅かれたのはその色で、
グレーの地に白い釉薬が施されて青みがかった乳白色となっている。

連想したのが、白い霧に透けて見える風景で、
あの霧がかった時空に浮かびあがる木々や水面(みなも)や
物音の不思議が怖いけれど好きなので、すいっとつい買ってしまった。  
(想定外の出費。。。)

苺をのせたらきっと映えるだろうなぁと思い、
苺が手に入るまでしまっておいていた。
そして、さぁ これが初仕事の瞬間です。
まだ早い時間の冬の朝の光りに、ひっそりと映えた。


本年も色々な方々に教えられ助けられ励まされ、
そして遊んでいただきました。
本当にありがとうございました!
よいお年をお迎えください。。。


        
2010.12.30 Thursday

大坊珈琲店 / 東京・南青山



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大坊 (だいぼう) さん。

ビルの入り口から既に、細い階段を上がるうちに更に、珈琲の香ばしい香りが漂ってきていました。
んー、わくわくドキドキ。

入り口は写真の通り。外からの光やただよう空気感もこんな感じ。
すとんとした感じに撮ってみてしまいましたが、店内はというともっと<濃い>感じ。
何故か下北沢界隈を思い出してしまったのは、東京の<人臭い感じ>がしたからでしょうか。
フォトジェニックに素敵な店内だったのですが、
珈琲タイムに浸りたかったので店内では撮りませんでした。 

1から5段階で珈琲の濃度を選べる、ということで、
私と友人はブレンドの「3番」(20グラム、100cc)をお願いしました。

「お湯の温度はぬるめです」というような言葉もメニューに書き添えてあり、
熱いのがお好きな方はその旨を伝えると暖かくして下さるようです。
とはいえ、ぬるめと言っても、冷めかけのぬるさではなく狙った上での<低温>なので、おそらく気にはならないと思います。

で、お願いしたチーズケーキと共に珈琲がやってまいりました〜。
濃い目で確かにお湯はぬるめ。
チョコレートのような滑らかな苦味と甘みがあり(ショコラ、という方が似合いそうな)、
飲みふくんだ後を追ってバニラのような香りがきました。 
なるほど〜。。。と唸り微笑みながら、ゆぅっくりと堪能。     

今度はもう1段階濃い目を飲んでみたいなーとお店を出たときは思ったのですが、それは何となく想像ができる気がしたので、敢えて1段階薄いものを飲んでみたいかも。
香りがひきたつような気がするのだけれど。
なんにせよ、また味わってみたいと思いました。

翌日、買ってかえった豆を家であけてみたら、いやはやびっくり。
ともかく軽い!!カラッカラ。
かじってみたら、すぐにパリン。フランスパンのおこげのような感じ。
そこまで軽い豆は初めてだったので驚きでした。 味の重さと反比例。
階段にもたちこめたあの香りはこの為だったのだと納得。 
やはり老舗は深いです。。。


■ 大坊珈琲店 ■

 東京都南青山 3-13-20 2F
 営業時間 ・・・ 月〜土 ・・・ 9:00 〜 20:00
           日・祝 ・・・  12:00 〜 20:00


        
2010.12.29 Wednesday

かうひいや3番地 (closed) / 鎌倉・長谷



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急にぽかっと時間が空いたので、珈琲求めて1人旅。
年末のお仕事?? ・・・えーっと・・・あー・・・うぅぅ 。。。 流す。

寒空を暖かい部屋から眺める、というのは冬の贅沢だな と思う。
それが暮れゆく時間だと尚更にいい。



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三番地ブレンドと栗のケーキ。

珈琲はいつもよりも味も香りも軽く感じた。
なぜだろう。 豆かな、煎りかな? 
でもそれはそれで「今日の珈琲」。
ふむふむと楽しくいただきました。

ケーキが美味しい。
滑らかな甘さがちょうど良く、
生地に入っている栗のスライスの質感も楽しめ、香りと味は柔らかい。
なんとケーキもご自分でつくってらっしゃるのだそうで
(りんごのスフレとビスコッティは除いて)、
甘いものがお好きだそうです。

で、せっかくなので 「 この1年のご褒美 」 にと、もう一杯。
ノワールもお願いしました。
(ご褒美、というようなことはしてはいないのだけど・・・ これも流す・・・。)


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2010.12.28 Tuesday

I Ain't Movin' / Des'ree

Des'ree
Sony Bmg Europe
(1994-05-09)

Des'ree(デズリー)。
イギリスを活動拠点とする彼女の2作目のアルバム。
1994年リリース。

■・・・■・・・■


12月も半ばを過ぎ、そして17日ともなると私の心のうちでゆっくりとカウントダウンがはじまってゆく。
この時期になるとよく聴くのがこのアルバムだ。

自分にとって特別なアルバムというのが、そう数はないけれど何枚かあって、特別な曲というのもやはりそう数はないけれど何曲かあり・・・、このアルバムに収録されている 「You Gotta Be」 は、私にとってその特別な曲のうちの1曲。

淡々と緩やかなメロディーラインに彼女の唄声がのせられるこの曲は、非常にシンプルなので、聴く人によっては単調な印象で終わってしまうかもしれない。
けれど、遥か上空から鳥が俯瞰しているかのような、広大で孤独でそして自由な詞には、その穏やかさが必要であったのだろう。詞や唄声の魅力をより深め、引き立てていると思う。

創りだしたのではなく湧き上がってきたかのような雰囲気をDes'reeの作品群からは感じさせられる。
本人も知らずと何かに導かれるかのように自然と、声が唄となり、想いが言葉となっていって音楽を始めた人なのかもしれない。
そしてそれ等を彼女の<あの声>が結びつけ、昇華させて<音楽>となったのではないかと思う。

「You Gotta Be」が流行っていた当時、この曲を目当てに 『 feel so high 』 という6曲入りの日本リリースのアルバムを購入した。
もともと好きな曲だったのだが、そこにあった矢口清治さんのライナーが私をこの曲に強く結びつけることとなる。

  1995年1月17日、兵庫県南部地震発生。 その翌週の木曜日、大阪のFM802局で担当している番組で僕はこの曲を放送した。前週に続いてひっきりなしに届けられる安否情報や被害及び復興情況(原文まま)、ボランティアや義援金についての通達を優先させながら、2週目にようやく音楽を音楽として紹介できるようになったのだ。  
( ライナーより一部引用 ) 

私はあの地震による被害にはあってはおらず、知り合いも幸いなことに大きなことにならずに済んだ。
けれど、あの日の朝にテレビでみたあの状況は今でも忘れられず、そしてその2ヶ月後の東京のあの朝も同じく、今も脳裏の奥に、心の底に棲みついている。

生き物みずからに治癒力や蘇生力があるとするならば、それはゆっくりと必要な時をかけて発揮されるものだろう。
何かに助けられ、そっと置いておかれ、時を過ごしているうちに、いつしか全身に力が行き渡り、取り戻し、そして見つけ出して、また新たにはじまってゆくのではないだろうか。

<力>というものはきっと、既に自らに宿されているものなのだ。
と、<信じる力>こそは自らがつかみにいくべきものなのだろう。

この曲は、私が何かの度につきあたる<何故?>に対する<answer song>のような存在なのかもしれない。
これから暫くヘビィ・ロウティションが続く。



 ねぇ 少し耳をかして
 未来にかけてみるの いつも上を向いて生きるの
 恋人たちを見ると悲しくなるかもしれないけれど
 前進するのよ 不安なんて吹き飛ばして
 立ち上がって主張するのよ 泣くことは恥ずかしいことではないわ
 そう あなたならば出来る

    立派に生きるの 自信を持つの 賢くなるの 逞しくなるの
    タフになるの 強くなるの クールになるの 図々しくなるの
    でも決して1人にはならないこと
    私が知る限り、愛は最後に勝利をもたらすわ
 
 母親の言葉をよく聞くの 父親が読んだ本を読むの
 人生の謎はゆっくりと解いてゆけばよいわ
 あなた以上にお金持ちの人もいる
 あなたとは違う考えの人もいる
 けれど私にはわかる あなたには出来るはず
  
    立派に生きるの 自信をもつの 賢くなるの 逞しくなるの
    タフになるの 強くなるのよ クールになるの 図々しくなるの
    でも決して1人にはならないこと
    私が知る限り、愛は最後に勝利をもたらすわ

 あなたがいなくても時は何も問わずに過ぎてゆく
 もしついていけなくても取り残されるだけ
 世界は回り続け 誰にもそれは止められない
 しかも素敵なことに危険が待ち構えているのよ

    立派に生きるの 自信を持つの 賢くなるの でも冷たくはしないで
    逞しくなるの でもね、やり過ぎてはいけないわ
    私が知る限り、愛は最後に勝利をもたらすの

         (参照訳* ライナー添付対訳 瀧上よう子さん) 

  歌詞が長いので、残念だけれど英語詞は略させていただきます。
  シンプルで綺麗な歌詞なのでご興味があればぜひチェックしてみて下さい。


   
http://www.youtube.com/watch?v=ZKW3zREFA00
               ( 「You Gotta Be」 By.Des'ree )  





        
2010.12.27 Monday

仰ぐ








        
2010.12.26 Sunday

あかり



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2010.12.23 Thursday

やがて明日も今日となる



PC200490.JPG


電球がきれた。 しかも変な時間に。
どーしよっかな と、どちらともつかない気持ちで
コンビニエンスストアへ行ってみようかと思いたつ。
せっかくだから、ちょっと遠い方に行ってみようかな。

ジャケット着込んでストール巻いて、
ぶーらぶら歩いてゆくと桜並木にたどり着く。
冬空に枯れ枝はとても映える。

これからもっと寒くなるのだろうなぁ。。。
なんてポケットに手を入れながら仰ぎみると、
枝は既にそっとツボミをたくわえていた。

まだ硬く小さいけれど、これからの寒さを越えて、
いくつもの朝と昼と夜を送って、
そしてやがて花ひらき、あの光景をみせてくれるのだ。


あー 何だか そうだったのだ。 
気がつかなかったのではなくて、今まで解っていなかった。



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PS : ちゃんと電球買えました。
    そしてなぜかビールも・・・。なぜ??(笑)


        
2010.12.21 Tuesday

ポリゴナム



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呪文のような名前の花だなといつも思う。

唱ると何か素敵なことがおこればよいのにね。




        
2010.12.20 Monday

coda



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2010.12.19 Sunday

羽根





 
        
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