見るモノ<展示・建物>:Exhibition& Architecture | Tabula Rasa
2017.06.01 Thursday

ミュシャ展 / 国立新美術館



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「聖アトス山 正教会のヴァティカン」(The Holy Mount Athos The Vatican of Orthodox Church)

<1926年/ 405×480cm>
 


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「ロシアの農奴制廃止」(The Abolition of Serfdom in Russia)

<1914年 610×810cm>

 

撮影可能エリアにて。展示されていた5点のうちの2点。

上は私が撮りたいように撮ってしまった写真。

下は記念として、そのままに撮った写真。

どちらも作品の一部。

 

 

・・・・・・

 

『ミュシャ展』

at. 国立新美術館 (2017.03.08 - 06.05)

 

Alfons Maria Mucha (アルフォンス・マリア・ミュシャ(チェコ語の発音ではムハまたはムッハとなる)1860−1939、オーストリア=ハンガリー帝国領モラヴィア(現チェコ)生まれ)

アール・ヌーヴォーを代表する画家。舞台のポスターや装飾パネルによりフランスで成功を収める。

50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間で描かれた作品群が『スラヴ叙事詩』(『Slovanská epopej』、1912-1926年、連作20点)となる。

 

(*データは2017年6月現在のもの。以下も敬称略とさせて頂きます*)

 

 

・・・・・・

 

ミュシャ展。

この機会を逃す手はないなーと思いつつ、混んでるという噂に かなぁーりひるんでいた。

覚悟をして朝に行ったのだけれどやはり入場1時間待ち。

まず 美術館の、その建物の周りにぐるぐると連なる列をみてクラクラしてしまった。

 

いちばん遠い人は何処から来たのかな。リピーターも多そうだなぁ。。。

なんて、同行の友人達とおしゃべりをしながらだったので気は紛れたけれど…いやはや私にしては頑張りました。

中に入れば、じっくり見ることが出来る程度の人数加減での入場調整がなされていて良かった。

 

『スラヴ抒事詩』を見たいとずっと思っていた。でもまさか日本で見られるなんて。

本来ならばプラハに行ってこそなのだろうけれど、まとめて見ることが出来てよかった。

作品のサイズの大きさとテーマの壮大さと異文化によるカルチャーショックに飲み込まれそうになった。

 

というか飲み込まれてかなりの時間ぼーっと眺めていたようで、同行者をロビーのソファーで待たせてしまいました…。

お腹すいちゃったよね。ごめんね ありがとう。

 


・・・・・・

 

ミュシャ展とは別の、ひとりごと。

 

ここのところ抽象的な表現に興味があり、そういう作家や作品ばかりに引き寄せられ、そして追い求めている。

<印象>や<衝動>の再現、<概念>の解体。。。

難しいことは全くよくわからないけれど、何かを別の形にしてしまう、そのエネルギーに魅かれるのかもしれない。

簡略化によって<存在>を穏やかに浮かび上がらせる抽象性と、明確化によって<存在>に強く揺さぶりをかけてくる抽象性。

前者にはシンプルミニマルな自己回帰の安心感が感じられ、対峙する労力を求められる後者には自己発見のスリルがある。

 

で。『スラヴ叙事詩』を見ていて民族の歴史(誇り)というそのテーマからふと、ピカソの「ゲルニカ」を思い出した。

史実をテーマとして、あれだけモチーフを解体しまくって、作品を創り出してしまう、というのは相当に<我 ego>が強くなけれは出来ない作業ではないかなぁ。

テーマを自分の中に落とし込んで、何を自分は表現したいのかを問い直して、それに見合った表現方法(技術)で打ち出していく。

その作業の厳しさと、自身のテンションの高さと深さに振り落とされない<我 ego>。

憧れる。

 

ミュシャ展にもどしての、ひとりごと。

 

それにしても。美術館なんてそもそも大人が多く行く場所なのだろうけれど、子供がああいう、大きくて、素晴らしい、本物、をみたら身体と感性に響くとてもよい経験になるのではないかと思う。

訳なんてわからなくて良くて、その時はつまらなくても良くて、でもともかく 子供たちには<本物>を知ってもらいたいなぁ。

未来のために、人は何かを創るのだから。

 

 

マンザナーとチェコ:Manzannar & Czech Republic(Tabula Rasa 2011.08.20)

ジョセフ・クーデルカ プラハ 1968/東京都写真美術館(Tabula Rasa 2011.11.09)

クエイ兄弟 ファントムミュージアム The Quay Brothers PHANTOEM MUSAEUMS (Tabula Rasa 2016.09.03)

 

 

 

        
2017.05.15 Monday

東京 + タワー = 東京タワー

 


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東京タワー。
先のGWに初めて階段での登頂。
気持ち良くて楽しかったので調子にのって下りも階段にしたら
地上に降り立った途端、足がヘニャヘニャのカクカクになりました…。




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レトロポップな東京タワー。

ばいばい またね。



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京スカイツ(TabulaRasa 2012.08.26)

Tokyo + Sky + Tree = TOKYO SKY TREE (TabulaRasa 2016.05.02)
 

 

 

        
2017.02.27 Monday

It's only the end of the world / たかが世界の終わり

 


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『 たかが世界の終わり』(2017年)

原題・・・『 Juste la fin du monde 』(2016年 / カナダ・フランス )
監督*脚本*編集・・・グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
原作・・・ジャン=リュック ラガルス (Jean=Luc Lagarce)
撮影・・・アンドレ・テュルパン (Andre Turpin)
音楽・・・ガブリエル・ヤレド(Gabriel Yared)
美術・・・コロンブ・ラビ (Colombe Raby)

 

グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan、1989−、カナダ・ケベック州生まれ)

 

主演をし監督デビュー作ともなった『My Mother』(2009年)で広く注目をされ、以降監督として数々の作品を発表し高い評価を受け、役者としても活動をしている。

本作はカンヌ映画祭グランプリ受賞。

 

(*データは2017年2月現在のもの。以下も敬称略とさせていただきます*)

 

 

◆・・・◆・・・◆

 

映画パンフレット。

と、せっかくだから、観に行った日につけていてはずしてテーブルに置いたままにしていたリング、も一緒に。

(使い終わったものは元の場所にすぐに戻しましょう… はーい…)

パンフレットおもての筆記体のぐにゅぐにゅ感が面白かったので逆さにしてパシャリ。

文字なんて、たかが模様 なのだなぁ。

以下、感想でも分析でもない何となくの記録。

 

 

◆・・・◆・・・◆

 

ドランの作品で登場人物たちはいつも何かに気持ちを奪われる。

誰がいようがいまいが、そこがどこであれ何時であれ、簡単に気がそぞろになり、<自分だけの><向こう側の><世界>にスゥッとごく自然と、ひき込まれていってしまう。

そのきっかけはなんて事のないもので、例えば、

風に揺れるカーテンや遠くに轟く雷の音、窓から差し込む陽の光りとそれがつくる影。

誰かの視線と悪意ある言葉。優しい吐息とかすかな物音。

美しい音楽や笑い声、自分自身のモノローグ。

そして、過去の記憶と未来への幻想。。。

繊細であやうく無防備この上ないのだけれど、ドラン作品の私の感想はいつも、真面目でタフ。

 

 

◆・・・◆・・・◆

 

「次の時は大丈夫よ」

作品のエンディング近く。母が主人公を抱きしめて言う言葉。(正確に記憶してはいないのだけど)

大丈夫ではない今と、訪れないであろう次。

けれど母である彼女がそう言うのならば、きっとそうなる気がした。「次の時は 大丈夫」。

 

ここでドランが託した「次」とは、神に赦され終わって消えて新しく生まれた自分、なのかもしれない。

まぁそれさえも たかが幻 なのだろうけれど、生きているとそんな幻に騙されてもみたくなる。

 

 

 

 

        
2017.01.28 Saturday

舘野鴻 画展 / 森岡書店 :銀座


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舘野鴻 画展(Hiroshi Tateno Solo Exhibition)
at. 森岡書店(2017. 1/17 - 1/29)

 

 

鈴木ビル(Suzuki Building)

 

設計は山中節治建築事務所。竣工は1929年(昭和4年)。

名取洋之助(1910年-1962年)が率いた編集プロダクション「日本工房」が事務所を構え、対外宣伝誌『NIPPON』の作成などをしていた時期をもつ。
熊田五郎(千佳慕)、土門拳、山名文夫、亀倉雄策、河野鷹思、光吉夏弥などが参加をする。

 

 

・・・・・・

 

いつか行ってみたいなぁと思いつつも何となく行きそびれていた森岡書店さん。

その建物とその歴史、そして営業スタイルに興味があった。

今回、画展という素敵なきっかけを得てやっと訪ねて行くことに。

 

色々な人や出来事が交差した場所に現代の自分がぼんやりと 虫たちの絵と一緒にいる…。

というのが何だかとても面白くて不思議だった。

 

 


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この場所でのこの展示はとても特別な面白さがあると思う。

熊田千佳慕の弟子である舘野鴻さんの作品を、熊田千佳慕が戦中に職場としていた建物で見る。

展示作品で描かれているのは、いま日本において絶滅危惧にさらされていたり要注意外来種とされている虫たち…。

<一冊>として置かれている既刊の『つちはんみょう』や、併せて在った刊行予定の新作と構想中のラフにも描かれている世界観が重なり、

人智も飲み込む大きな<時>の流れとうねりに思いをめぐらせることとなった。
 

久しぶりの銀座。
穏やかに刺激的な色々を吸収できて楽しかった。

銀座でちゃぶ台を見るというのも愉快だったなぁ。(熊田千佳慕が使っていたという。)


お話をして下さった方々、そして撮影の許可、ありがとうございました。
 

 

 

     しでむし:ぎふちょう / 舘野鴻(Tabula Rasa 2013.10.01)

     つちはんみょう / 舘野鴻 (Tabula Rasa 2016.06.05) 

     宮沢賢治の鳥 / 国松俊英:舘野鴻(TabulaRasa 2017.05.12)

 

   Day Tripper's Beer / 中央区銀座 (Tabula Rasa 2013.03.04)

                                                            

        
2016.09.03 Saturday

クエイ兄弟 ーファントム・ミュージアムー The Quay Brothers PHANTOEM MUSAEUMS

 


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Deer/ Decor(in the center)   Please Sniff "Powdered Deer Ejaculate"

 

クエイ兄弟 −ファントム・ミュージアムー(The Quay Brothers PHANTOEM MUSAEUM)

at. 神奈川県立近代美術館 葉山(2016. 7/23 - 10/10)

 

The Quay Brothers (クエイ兄弟、1947年ー、ペンシルベニア州生まれ)

スティーブン・クエイとティモシー・クエイ(Stephen and Timothy Quay)。一卵性双生児の兄弟である彼等は、ストップモーション・アニメーションなどの映像作品の他に舞台美術なども手掛ける。

 

(*敬称略とさせていただきます*)

 

↑この作品(Deer)のみ撮影許可があったのでパシャリ。

因みに作品はブラックボードの鹿のみで、5本のポールによるガードは作品には含まれてはいない。ボードだけのショットより私の好みのこちらをポストさせていただいた。

 

 

◆・・・◆・・・◆

展示解説にあったのだが、日本において彼等の仕事(Arts)は実は余り紹介をされておらず、主に『ストリート・オブ・クロコダイル』(Street of Crocodiles、1986年)と他のいくつかのアニメーション作品によってのファンや理解が多いそうだ。

私もそのような理解だったので、今回の展示で初めて、ポスターや装丁、ミュージックビデオやCM映像、舞台美術など幅広いジャンルを手掛けていたことを知り興味深かった。

というか、正直勝手に意外だった。もっと<アーティスト>っぽい仕事ぶりなのかと思っていたので、ブラックテイストではありつつもCM映像を多数手掛けたりしていたことを知り、バランス感覚のある職人アーティストなのだと感じた。

 

 

◆・・・◆・・・◆

 

彼等が敬愛するというヤン・シュヴァンクマイエル(Jan Švankmajer、1934年ー、チェコスロバキア・プラハ生まれ)を比べるともなく思い出して見てみると、シュヴァンクマイエルにはどこか牧歌的な要素があり、クエイ兄弟はアート色が強いと感じた。

まぁ、それはその筈で、シュヴァンクマイエルが慣れ親しんだ民話や人形劇もアメリカ人の彼等にとっては異郷の新鮮な文化で、それ等を新たに再現やアレンジをしているのだからそれはもう<アート>だよなぁ…としみじみ。

クエイ兄弟にとってアジアはどう見えているのだろう、とふと思った。

 

展示の最後に年表があり面白かった。

同じ時間軸で左と右に分かれていて、左側にクエイ兄弟の歴史、右側に世界の歴史、が記されていた。

彼等が生まれたのは1947年で、世界の歴史を見てみると重要な歴史(経済)のうねりをたくさん体験してきている。ドイツの統一、ソビエト連邦の崩壊、MTVの登場、ニューヨーク同時多発テロ、リーマンショック…世界のさまざまな浮き沈み。

 

 

◆・・・◆・・・◆

 

彼等は一体これからどんなことをしていきたいのだろう。人やモノがあふれている現代に一体なにをわざわざ創ってどう送り出してゆこうと考えているのだろう。

アートが日常に浸透しているとみるか、モノが世の中に溢れかえっているとみるかは人それぞれ、とは言い難く、明らかに世の中の全てが飽和しているこの現代において、アートの存在価値や新しさって何なのだろう。

ミッション・ドリブンであることがきっと鍵になると思うのだけれど…。でも創作ってあくまでも本当は個人的なものであって欲しい…。なんてことを考えながら展示を後にした。

 

と、なんだか気分が真面目な感じになってしまった展示だった。なぜだろう。年代を追って作品を見たり考えたりしたからかもしれない。80年代ぐらいからアートも経済に飲み込まれていってしまったのだなぁと改めて思ったからだな、きっと。

 

 

 

マンザナーとチェコ:Manzannar & Czech Republic(Tabula Rasa 2011.08.20)

ジョセフ・クーデルカ プラハ 1968/東京都写真美術館(Tabula Rasa 2011.11.09)

ミュシャ展 / 国立新美術館 (Tabula Rasa 2017.06.01)

 

 

        
2016.07.27 Wednesday

神奈川県立近代美術館(閉館):05 / 鎌倉

 


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ざくざくと ただただ 写真をポストしてしまいました。

 

今後 この建物が保存されるのか、解体されるのか、私は知らないのだけれど

この雰囲気はもうこの世界に存在をしないということは確かな事実。

人が通う、人が使う、ということで風景やモノは全く違うものとなる。

そして常に時は進む。

 

雨の日のターナー。夕刻にシーレ。曇り空とメイプルソープ。。。

全てが懐かしい。

 

ありがとうございました。



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神奈川県立近代美術館 / 鎌倉 (Tabura Rasa 2012.04.15 )

 

 

 

        
2016.07.27 Wednesday

神奈川県立近代美術館(閉館):04 / 鎌倉

 


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2016.07.27 Wednesday

神奈川県立近代美術館(閉館):03 / 鎌倉

 


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2016.07.27 Wednesday

神奈川県立近代美術館(閉館):02 / 鎌倉

 


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2016.07.27 Wednesday

神奈川県立近代美術館(閉館):01 / 鎌倉

 

 

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神奈川県立近代美術館(鎌倉) (The Museum of Modern Art, Kamakura)

 

1951年11月17日、神奈川県鎌倉市雪ノ下・鶴岡八幡宮境内に開館された日本最古の近代美術館。

1966年6月には新館、付属屋(別棟)を新築する。

設計は坂倉準三(Junzo Sakakura、1901- 1969)。

2016年3月末に閉館。

 

 

・・・・・・

 

かなり遅ればせながらのポスト。

なぁーんと、昨年10月に撮った写真。。。

これ以上放置してしまうと本当にポスト出来ないなぁと思いつつずっとタイミングを逃していた。

昨日ふと、蓮池は綺麗かな なんて思い出し、その勢い?にのって今回無事にエントリー。

 

ようこそ  失われた場所へ。

 

 

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